【Rhino6技術情報_vol.1】選べる3つのライセンス認証システム
Rhinoceros6の新しい機能や改善点など、技術者目線で役立つ情報をお伝えしたいと思います。
第1回目の今回は、“ライセンス認証システム” について、ご紹介します。
Rhinoceros6は新しい認証方法『Cloud Zoo』を追加し、以下の3通りの方法でライセンス認証を行えるようになりました。
認証方法
CloudZooによるライセンス認証
Cloud ZooはRhinoのライセンスの最新の認証方法です。Cloud Zooには多くの利点があります。
- RhinoアカウントにログインしてRhinoを使用します。この方法で、複数台のPCでRhinoを使用可能にします。
- チームメンバーとライセンスを共有することもできます。
- ライセンス数を超える同時起動はできません。
- Rhinoアカウントにログイン後、オフラインでも作業ができます。
- ライセンス認証は常にインターネット接続がなくても動作します。
Stand-Aloneによるライセンス認証
1つのコンピュータでRhinoのライセンスを認証する、これまでのRhinoに搭載されていたものと同様の認証方法です。
- Rhinoアカウントの登録が不要でライセンス認証作業が簡単です。
- 複数のPCでの使用はできません。
- オンライン、オフラインでの使用が可能です。
- 別のPCへライセンスを移行する際は、これまで使用していたPCにてライセンスキーを削除し新しいPCにRhinoをインストールするだけでご使用いただけます。
Zooによるライセンス認証
従来通りRhinoのライセンスをプライベートネットワークでフローティングして使用する方法です。
- 同じサーバー上にあるPC間で使用可能です。
- 複数のPCで使用が可能です。
- ライセンス数を超える同時起動はできません。
- セキュリティの厳しい企業での使用に適しています。
インストール/ライセンス認証についてよくある質問
- アカウントとはなんですか。
- ウェブ上でライセンスの認証や管理を行うことができるポータルシステムです。Rhino6やプラグインのライセンスを登録することで、ライセンスを共有できます。
- 個人の場合Stand-AloneとCloudZoo(Rhinoアカウント)のどちらが良いでしょうか。
- Rhinoを1台のPCでご使用であればStand-Alone、2台以上のPCで交互にご使用になりたい場合はCloudZooがお勧めです。
- アカウントのチームとはなんですか
- 管理者が複数のライセンスを管理し、共有する際に使用します。管理者は自分のRhinoアカウント上でチームを作成し、管理画面上から使用者に招待メールを送ります。使用者が承諾するとチームに参加となり、アカウントを共有できます。
- ライセンスの運用方法を切り替えることはできますか。
- 運用方法は回数制限なく変更できます。詳しい変更方法については、お問合せください。
- 評価版を製品版に移行するには再インストールが必要ですか。
- 再インストールせずに製品版への移行が可能です。Rhino6を起動し、ファイル>プロパティ>Rhinoオプション>ライセンス内の「ライセンスキーを変更」を選択し、ご希望のライセンス認証システムをご選択ください。