Mesh2Surface メッシュの自動分割

ご好評いただきまして、Mesh2Surfaceの問い合わせを数多く頂いております。前回に引き続き、Mesh2Surfaceの機能を紹介します。

Mesh2SurfaceはRhinocerosのリバース専用プラグインですが、メッシュを編集する機能も備わっています。

スキャンしたメッシュデータは、非常に重いデータになっていると思います。Rhinocerosの標準機能では、必用な箇所のメッシュを取り出すのは非常に難しいのですが、Mesh2Surfaceの「Segmentation」という機能を使えば、簡単に分割することができます。

今回はイスのスキャンデータを用意しました。

メッシュを選択し、上部のMesh2SurfaceのメニューからSegmentationを選択します。

Segmentation専用のウインドウが起動します。こちらは、基本的なビューの操作方法はRhinocerosと同じです。

画面左上の「Detect」ボタンをクリックします。すると、メッシュを自動で色分けされます。

このように隣り合うポリゴンの角度などを計算し、自動で分割することができます。範囲を変えたい場合は、画面上部にある「Sensitivity」のスライダーを動かして調整します。

少しスライダーを調整しました。スキャンされたメッシュの状態にもよりますが、ある程度範囲をコントロールすることができます。

Shapesと同じように範囲を手動で調整することも可能です。Rhinoceros側に反映する場合は画面左下の「Split into sub-meshes」をクリックします。

これで、Rhinoceros側に分割が反映されました。

Segmentationはメッシュを自動で分割してくれるので、必要な部分のみ取り出したいという場合など、様々な場面で使用できます。また、ZBrushなどのCGデータを扱う場合にも有効に使えます。

以上、Segmentationの機能の紹介でした。

Mesh2Surfaceは体験版もありますので、興味のある方は是非お試し下さい。

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