Rhinocerosでのロフトコマンドについて

本日はRhinocerosのサーフェス作成ツールのひとつ、Loftコマンドを使用する際の注意点についてご紹介いたします。

使用するカーブの制御点数を統一する

Loftコマンドは、使用しているカーブの制御点の状態などにかなり影響されてしまいます。
うまく利用すればLoftコマンドにて使用するカーブの制御点を同じ点数(さらに同じ場所に点配置)にしていると綺麗にサーフェスが生成される特徴があります。

下の画像のような状況であれば別方向の線(緑)を追加し、他のサーフェスコマンドを使った方がサーフェスの仕上がりが改善される場合があります。

使用するカーブを選択する順序に気を付ける

Loftコマンドに使用するカーブを選択していく際には、クリックする順番に気を付けてください。
画像のようにクリックで選択した順番通りにサーフェスが発生する仕組みになっています。

使用するカーブをクリックする場所にも気を付ける

Loftコマンドに使用するカーブを選択していく際には前述の順番に加え、さらにクリックする場所に気を付けてください。
画像のようにジグザグに選択してしまった場合、サーフェスがよじれる結果となります。
ですので、各カーブの真ん中あたりをクリックされた場合も同じように失敗する可能性がある為、カーブの端を狙ってクリックされた方が無難です。

このようなコマンドの動作について

今回ご紹介したようなコマンドの動作について正しく認識されていない方は多いようで「なぜかうまくいかないなぁ~」と嘆かれている声をたまに聞きます。
モデリング作業を行う中で必要となるこういった実践的な情報を含め、弊社ではRhinocerosのトレーニングをさせていただいておりますので、よろしければぜひスキルアップの為にご受講ください。

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