粘着面に「アエサブ」を吹いたら?

 以前に紹介した”消えるスキャン用スプレー「アエサブ」”ですが、先日、「このスプレーを粘着面に吹いたらどうなるのか?」という問い合わせをいただきました。

 ということで今回は実験を行った結果の紹介となります。

ガムテープに塗布してみる

 実験には強力な粘着力でお馴染み、布ガムテープを使用しました。

 まずはこれが真っ白になるまでアエサブを吹いていきます。

(左)アエサブを吹いたガムテープ (右)何もしていないガムテープ

 空気乾燥での粘着力低下もありえますので、並べて実験していきます。

 この状態では表面はサラサラしており、粘着力は失われています。

指で触ってもくっつきません

~2時間後~

 2時間経過後の写真です。

 金属やプラスチックに塗布した場合だったら、2時間で完全に消えてなくなってしまうので粘着面に塗布した場合は若干、乾きが悪くなっていそうです。

 素直にもうちょっと待とうと思います。

 

~4時間後~

 倍の4時間待ってみました。

左がアエサブを塗布していたガムテープです

 綺麗に消えました。実際に目でみても色味の違いがわかりません。

 乾いていく最中は塗りムラの部分に溶剤の跡が残りそうな気がしていたのですが、そんなこともなさそうです。

今は宙に浮いています

 触ってみるとちゃんと粘着力が復活しています。

 何もしていないガムテープとも比較してみたのですが、遜色のない粘着力でした。

実験結果まとめ

 今回の実験は「粘着面に塗布しても白く塗り潰せ、かつ、乾けば粘着力が復活する」という結果に終わりました。

 アエサブの色が消えるメカニズムは常温で大気中に揮発する性質のある炭素結晶「アダマンタン」によるものなのですが、どうやらこのアダマンタンは粘着面であってもちゃんと揮発してくれるようです。

 そうなると、むしろスプレーする為に含有されているエタノール等の溶剤の方がむしろ悪さしてくるのではないか?、とも思えてきます。

 また、今回の結果から、副効果として「一時的に粘着面の粘着力を失わせることができる」ことがわかりました。

 本来の用途とは異なりますが、粘着面に吹いておくことで作業の間、粘着力をなくしておいて作業しやすくする……という使い方もできるのかもしれません。

 

 このアエサブ、なかなか面白いアイテムなので、今後も何か思いついたら実験をしていこうと思います。

 皆さんもよければ使ってみてください。

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