Rhinoceros6 フロー変形の改善

こんにちは。ディプロスの鈴木です。

今回はRhinoceros6で改善されたフロー変形についてのお話です。

曲面上にレンズカットパターンなどをモデリングする際に、フロー変形(サーフェスに沿って)を使用されている方は多いと思います。

しかし、ver.5までは曲面に沿って、カットパターンを変形するだけでしたので、曲面の形状によっては、変形したカットパターンにアンダーカット部分ができてしまいました。

Rhinoceros6ではフロー変形のオプションとして、拘束法線という機能が追加されました。この機能を使うことで、Z軸を抜き方向として考えた時にアンダーカットが出ないよう、形状を調整しながら変形することが可能になります。

今まで手作業でアンダーカット部を修正していた作業が、自動で行うことになるため、かなりの工数削減につながるのではないでしょうか?Rhinoceros6の新機能としては、あまり大きく取り上げられていませんが、個人的にはすばらしい改善だと思います。

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