Rhinoceros6 レンダリングプレビューの改善

この度、Rhinocerosが6にバージョンアップしました。細かい新機能は色々追加されていますが、今回はバージョンアップにて大幅な改善がされたレンダリングビューポートについて紹介します。

今回は、Rhinoceros5で作成したマウスを元に簡単に紹介します。Ver5で作成したデータを開くと、このように表示されます。

レンダリングビューポートに変更すると、下記のように表示されます。Rhinoceros 5.0で作成したデータは、レンダリングの設定が5.0用に設定されたままになっています。

レンダリングのパネルの一番下に、デフォルトにリセットというボタンがあります。こちらをクリックすることで、Ver6に設定を変えることができます。

このように変更されました。Rhinoceros6では、プレビューでも柔らかい影が落ちるようになっています。

マテリアルのパネルから、新規でマテリアルを作成します。5では、デフォルトである程度質感毎に分けられたプリセットから選択することができます。

これにより、非常にお手軽に質感の設定ができるようになりました。

環境をスタジオに変更し、マットグレーとグロスブラックのマテリアルを作成したものを割り当てると、上記の画像のようになりました。特に特別な設定は行っていません。

静止画で分かりづらいですが、実際にはこのクオリティでグリグリと回転させて確認することができます。

リアルタイムによるレンダリングプレビューの改善により、今までよりデザインのイメージが掴みやすくなっております。デザイナーにとっては、非常に嬉しい改善点ではないでしょうか。

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